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外耳炎
鼓膜より外側の、耳介や外耳道という部分に起こった炎症を外耳炎といいます。かゆくなったり、痛みが出たり、耳漏が出てしまうこともあります。
耳掃除のし過ぎで傷をつけてしまったり、耳垢がたまって不衛生になったりしたときなどに起こります。
中耳炎
急性中耳炎は、病原菌が中耳(鼓膜の裏の空間)に入り込み、炎症を起こした状態です。
カゼをひいたときなどの病原菌が耳管(耳と鼻の奥をつなぐ管)から入り込んで感染することによって起こります。中耳粘膜・鼓膜が充血し、中耳内に膿がたまるため耳がつまる感じ、痛みが出ます。鼓膜が破れて耳漏が出ることもあります。
治療を完了せずに途中でやめてしまうと、中耳腔に液体が残って長引く滲出性中耳炎に移行してしまう恐れがあります。
めまい
耳の奥にある内耳には、「聴覚(聞こえ)」と「平衡感覚(バランス)」の情報を電気信号に変えて脳に送るという働きがあります。
良性発作性頭位めまい症
頭の位置や頭を動かすときに生ずるめまいです。
メニエール病
内耳の中の内リンパ液が何らかの原因で増加し、内リンパ水腫が起こると、神経が刺激され、めまいが起こります。難聴・耳鳴りを伴うこともあります。発作を繰り返すうちに、めまいが治まっても耳鳴りと難聴が続くようになることもあります。
突発性難聴(急性感音性難聴)
原因不明で突然聞こえが悪くなる症状です。
絶対的治療がないのが現実ですが、必要・可能であればステロイド剤などの投薬を行います。重症・難治の場合は、大きな病院に紹介になることもあります。
アレルギー性鼻炎
花粉症
春先のスギ花粉症がよく耳にされることと思いますが、その後のヒノキ、初夏のカモガヤ、秋のブタクサ・ヨモギなども原因になります。
通年性アレルギー性鼻炎
通年性アレルギー性鼻炎とは、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどのアレルギー症状が、季節を問わずあらわれる疾患です。通年性アレルギー性鼻炎の主な原因(アレルゲン)は、ダニ、真菌(カビ)、昆虫、ペットの毛などが知られています。鼻の症状だけでなく、目のかゆみや涙目をともなうこともあります。
当院では、お薬での治療以外にも、舌下免疫療法をご案内しています。
舌下免疫療法
アレルギー性鼻炎の薬物療法は、症状を抑える治療で、根本的な治療ではありません。舌下免疫療法はアレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、根本的な体質改善が期待できる治療法です。
アレルゲンを投与することから局所や全身のアレルギー反応がおこるおそれがあり、1回目、2回目のみはクリニックで問題がないか30分経過を見させていただきますが、問題なく可能であれば、その後は自宅で行っていただきます。治療は長期間(3~5年)かかります。
原因となるアレルゲンを用いて行う治療法のため、採血検査で原因となるアレルゲンを特定する必要があります。当院ではスギとハウスダストの舌下免疫療法を行っております。
スギ花粉症は、花粉飛散のない時期(6月頃から11月頃)開始可能です。
ハウスダストアレルギーは、時期的な制限なく開始可能です。ご希望の方はお気軽にご相談ください。
副鼻腔炎
急性副鼻腔炎は、鼻腔の周囲にある副鼻腔に急性の炎症が起こった状態です。
ほとんどの場合、かぜによる鼻腔粘膜の炎症が原因です。まれに虫歯や外傷からの細菌感染が原因となることもあります。
悪化すると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に移行して、場合によっては手術の必要も出てきます。
レントゲンまたはファイバースコープで検査を行い、治療を開始します。
急性咽頭炎・急性扁桃炎
急性咽頭炎とは、俗にいう「のどかぜ」です。
咽頭全体が炎症を起こしている状態で、ほとんどの場合、かぜを引き起こすウイルスや細菌に感染したことが原因です。そのほか、有毒ガスや汚れた空気、薬剤を吸いこんだときなどにも起こります。
症状が強い場合は、ファイバースコープでの検査を行います。
ひどくなると急性咽頭蓋炎や、扁桃周囲膿瘍など、緊急に大きな病院への紹介が必要になることもあります。
頸部腫瘤
頸部腫瘤とは、その名の通り、頸部(首)に腫瘤(こぶ)が生じている病気です。
原因としては、リンパ節の炎症、唾液腺腫瘍、頸部嚢胞、甲状腺腫瘍、転移がん(特に口・のどのがんから)などが挙げられます。経過観察でよいもの、比較的容易に治療ができるものから、命にかかわる病気の症状として出現したものまで存在するため、早期受診が望まれます。
当院では頸部エコー検査、必要に応じてファイバースコープでの検査を行っています。