2024/03/28

現在では医療に当たっては「説明と同意」が大原則です。
また、医療機関は親権者の同意なく未成年者との間に診療契約は結べません。
同意書の必要がなくとも、治療に関しての選択肢がある場合には保護者の方に判断していただく必要があります。これは入院を要するような大病であっても、鼻炎・軽い風邪・耳垢などの軽い症状・病気であっても同様です。

以上より、未成年の方の受診の際には相互理解、及び誤解・トラブル防止のため保護者・法律上の代理人・同行者として当院が認めた成人の方の同伴をお願いします。

しかし、ご家庭の事情により、未成年の方お一人での受診を余儀なくされることもあろうかと思います。よって、当院では未成年の方お一人での受診を、以下の表にあるように限定してお受けします。十分にお読みになり、ご理解頂いた上で、ご受診ください。

高校生・中学生の再診のみ（再診初診は不可）保護者同伴無しでも受け付けますが、治療内容は、１か月分処方の場合2か月以内、２週間分処方なら１か月以内に処方された花粉症やアレルギー、舌下免疫療法の薬（維持量を服用中、安定した状態に限る）の継続投与のみに限られます。投薬内容の変更や追加、増量、日数増などは一切できません。
難聴、めまい、咽頭痛（のど痛）、鼻出血などの際には必ず保護者同伴が必要です。
検査（アレルギー検査、レントゲン検査、聴力検査、ファイバー検査など）や治療（手術、注射・点滴・新たな処置など）は同伴者なしでは行えません。
理由：レントゲンでは放射線被爆という侵襲が伴います。また、採血や処置によって万が一、気分不良、ショックなどで救急車を呼ぶことになるかもしれません。
必ず保護者に連絡が取れるようにご配慮ください。ご連絡の取れない場合や診療の内容によりましては、医師の判断により、せっかくご来院いただいても診療をお断りさせていただく場合があります。この場合、後日改めて同伴でご来院していただきますようお願いいたします。
未成年者の単独受診後の、お電話での問い合わせは通常業務に差し支えますので、対応できません。保護者の方が直接来院されての病状問い合わせに対しては、同日再診の扱いとし、診療受付順にて医師より診療室でお話いたします。
緊急時などで必要な時はこちらからお電話します。

＊超緊急時（すぐに適切な処置を行わないと重大な後遺症や生命の危険があると医師が判断する時）には保護者のご承諾なしに診断、治療を開始いたします。